【本・読書・おうち時間】 「物語」という芸術の世界へ♪
どーもです。
コロナウイルスの影響で、おうち時間が増えたので、PCばかりではなく読書にも取り組んでみようということで始めました。
近所に市立図書館があるので無料で本は読み放題♪ 気になる本を読んでレビューしていきたいなと思います!
本のタイトル「内なる町から来た話」
出版社「河出書房出版」
著者:ショーン・タン
訳:岸本佐知子
新品価格 |
<感想>
まずは作者について簡単に紹介します。ショーンさんはオーストラリアのイラストレーターです。ファンタジー作品など絵本や児童文学の分野でも活躍している方です。実際この作品もまず目を引くのは表紙のイラストです。
何やら夕暮れのような景色の中、自分の体よりもずいぶんと大きいサイズの魚を両手で抱えている少年(?)が描かれています。
このインパクトに思わず本書を手に取ってしまいました。
本作品中にも数々の「幻想的」な雰囲気のイラストがちりばめられています。
文学作品としてだけではなく、その見た目の美しさや怪しさといった芸術作品に近い感覚で読み進められると思います。
作品は短編の作品が集められて構成されていますが、全ての作品がメインとなる動物を中心に書かれています。
不思議な動物たちの物語についつい引き込まれていきます。
普段何気なく目にしている動物たちも同じようなことを考えて生活しているのでしょうか?と思わず問うてしまいたくなるような、想像力を掻き立てられるような作品です。
そして最後に考えてしまうことでしょう。
私たち人間とは何なのか。
私たち人間の存在と自然とのあり方とは。
ショーンさんの世界観にどっぷりと浸ってみてはいかがでしょうか???